教育方針について

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カリキュラムの特色

 本学科のカリキュラムは、物理化学系、無機化学・ナノテク系、有機化学系、高分子・生命化学系、エネルギー化学系、環境分析化学系、化学工学系の7分野をコア科目としています。これらのコア科目を中心に基礎から高度な専門知識までを系統的に学びます。また、英語力を磨く科目も1年次から設置されています。これらを通じて将来、応用化学・材料化学の分野でグローバルに活躍することができる研究者や技術者となるために必要な基礎的学力と専門的な知識や能力を身につけることができます。
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02

教育の特徴

 本学科では専門知識の講義は最先端の研究を実際に行っている教員により行われます(研究レベルの指標となる化学部門の論文引用度指数は国内5位)。これに加え、最新の情報技術(ICT)を活用した授業外学修のサポートや、PBL(Project Based Learning)型授業などのアクティブラーニングを積極的に導入しています。これらにより、学生は主体的に学修する習慣を身に付けたり、自ら問題を発見し解決する能力を養うことができます。最終学年では、学生は実際に最先端の研究の舞台に身を置き、これまで身に着けて来た知識を実際に使える技能として定着させます。本学科の先進的な教育は各種メディア等でも取り上げられています。
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03

在校生の声・構成比

大学2年生の生活

井 拓朗(都市環境学部 分子応用化学コース2年)

 2年次は大学生活にもある程度慣れ、無我夢中だった一年次に比べてより忙しく、しかしより充実した日々を送ることが出来ました。
 1年次には教養科目や理系共通科目など化学以外の科目も幅広く履修し、大学というより高校の延長といった形でしたが、2年次では履修する科目のほとんどが専門科目です。それに伴い課題やテストに費やす時間が増えました。しかし、自分の好きな化学を学習できることにやりがいを感じました。特に今まで理由が分からず暗記していたことが、2年生になってから教授の先生方の手厚い指導により理解できるようになったときはとても感慨深いです。また、幅広い分野の化学を学習することで、それぞれの分野が密接に関わり合っていることを痛感しています。
 2年生後期からは実験が本格的に始まります。実験器具の取り扱い方から実験の注意点、レポートの体裁などをしっかり指導して下さるため、今まで実験の経験がなかった人も安心してください。また、実験手順などは英語で書かれているため将来必要となる化学英語の基礎をしっかりと固めることが出来ます。実験は講義で学んだことを実際に体験できるので非常に楽しいです。
 2年生は、学業の他にも部活やサークルの中心となる学年でもあり、さらにはアルバイトととても忙しい時期ではありましたが、時間の使い方を工夫し、図書館などの勉強スペースを活用することで悔いの残ることなく日々を過ごせたと思います。

大学4年生の生活

中村 貴紀(都市環境学部 分子応用化学コース4年)

 4年生はそれぞれ配属先の研究室で特別研究(卒業研究)に取り組むことになるので、3年生までの生活とは大きく異なったものになります。特別研究では1人1人違った実験テーマを持ち、自分自身で実験計画を組み立て、その実験を行うようになります。時には結果がうまくいかないことなどもありますが、そこから原因を考え試行錯誤し良い結果が得られるようになると、今までにはなかったようなやりがいを感じることができます。また研究室では実験だけではなく、最先端の研究論文を読んで紹介することや、研究の進捗を報告する機会があります。そこで、教授や研究室の学生からさまざまな意見を聞けるため、自分では気付けなかったことが分かるようになり、より研究に対して前向きに進められるようになります。研究生活は忙しいものではありますが、それ以外の時間でアルバイトやサークルに行ったり、遊びに行くことでオンとオフの切り替えをはっきりとするようにしています。実験のことだけでなく、さまざまなかかわりを持つことにより、より学生生活が楽しめているように感じます。このように4年生では3年生までとは大きく変わることが多々ありますが、今までとは違い貴重な経験ができる1年間になると思います。




本学科は、女子が約3割を占めています。

 ここ数年「リケジョ」(理系女子)という言葉が注目されています。環境応用化学科は、女子が約3割を占める「リケジョ」が活躍している学科のひとつです。

環境応用化学科の男女構成比(2017年5月調べ)

応化への招待

 毎年、新入生に配布される環境応用化学科のガイドブックです。カリキュラムや学科の施設、研究室などが紹介されています。
 「環境応用化学への招待2021」ダウンロード(7.8MB)