地理環境学科で取得できる資格

修習技術者(技術士補)

 修習技術者とは,技術士法により定められている国家資格である技術士補と同等の資格で, 認定された教育課程の修了者(JABEEの認定プログラム修了者のうち文部科学大臣が告示した教育課程の修了者)を指します. 当教室はJABEEの認定プログラムであるため,卒業者は修習技術者の資格を持ちます. 修習技術者は国家試験である技術士試験第一次試験合格者と同等で, 技術士会に登録することにより技術士補の資格を得ることができます. また,所定の実務経験を積むことにより,技術士第二次試験の受験資格を得ることができます. 第二次試験に合格すれば技術士の資格を得ることができます.

詳しくは,本ホームページのJABEEに関する説明, および日本技術士会のホームページをご覧ください.

測量士補

 測量士補は,測量法および測量法施工令に基づいて設置されている国家資格です. 当教室の卒業者は,卒業後に日本測量協会に申請することにより測量士補の資格を得ることができます. 測量士補の申請方法は次の通りです. 詳しくは,日本測量協会のホームページをご覧ください.

  1. 日本測量協会から登録申請書を購入します.
  2. 卒業証明書(卒業見込み証明書は不可)と単位履修証明書を学部事務室で発行してもらいます.
  3. 登録申請書に,卒業証明書と単位履修証明書,並びに手数料を添えて国土地理院に申請します.

GIS学術士

 GISの知識と技術の向上をはかり,適正なGIS学術を普及し, もって地理情報科学及び地理学の進歩と社会の発展に貢献することを目的に, 日本地理学会が認定する資格です.詳しくは,日本地理学会のページをご覧ください. 当教室の2005年度以降の入学者のうち,次の科目について 履修・修得した上で,GISを利用した卒業論文を執筆した人には,申請する資格が与えられます.

認定科目:
情報リテラシー実践I,地理情報科学,地理情報システム実習,地理環境科学第一・第二専門セミナー(I~Vのいずれか),地理環境科学特別研究I・II

GIS専門学術士

 GIS学術士を取得して博士前期課程に進学した人のうち,所定の要件を満たした場合にはGIS専門学術士の資格が取得できます.詳しくは,日本地理学会のページをご覧ください.当教室では2009年度に実績証明団体の認定を受けました。GIS専門学術士の資格を得るには,次の科目の単位をすべて修得し,GISの知識と技術を利用した修士論文を執筆する必要があります.

認定科目:
空間情報科学特論I・II,地理情報システム特別実習,修士論文

地域調査士

 地域調査士とは,地域の総合科学である地理学をベースとし,地域調査の知識や技術を用いて自然現象,社会現象,人文現象等を総合的にとらえる調査能力を有した地域調査の専門家であり,日本地理学会が認定する資格です.詳しくは,日本地理学会のページをご覧ください.当教室では2010年度に実績証明団体の認定を受けました。次の科目(ただし,地理環境科学研究法I・IIについては,いずれかを選択)を卒業までに全て履修した上で,日本地理学会が開催する地域調査士講習(有料,不定期開催)を受講した場合に,資格の申請ができます.

認定科目:
地理学概説I,地誌学,地形学,地理環境科学基礎演習I・II,地理情報科学,地理環境科学研究法I・II(都市・人文地理学研究室),地理環境科学研究法I・II(その他の研究室),地理環境科学特別研究I・II