1日体験化学教室

1日体験化学教室

東京都立大学1日体験化学教室
主催:東京都立大学 都市環境学部環境応用化学科・理学部化学科

共催:日本化学会

会期:2023年8月18日(金)

会場:東京都立大学 南大沢キャンパス 12号館201室(〒192-0397 東京都八王子市南大沢1-1)〔交通〕京王相模原線 南大沢駅下車 徒歩12分

参加申込締切:2023年7月14日(金)

内容:下記6テーマのうち,いずれか1つの体験実験を行っていただきます。

A. アルミニウムの電気分解で作る機能材料
電気化学プロセスにもとづいてアルミニウムの表面にナノサイズの微細なハチの巣構造を形成し,得られた細孔内に金属をめっきによって充填することで,虹色を呈する材料をつくります。

B. 化学反応の仕組みについて調べてみよう-振動反応と時計反応-
時間的なリズムをつくりだす反応。2つの無色透明な溶液を混合すると,ある期間をおいて突然,溶液が青紫色に変化するマジックのような反応。これらの反応を題材として,化学反応の仕組みについて調べ,考えてみましょう。

C. 光触媒:光のエネルギーで有機物を分解しよう
光触媒は地球上に降り注ぐ太陽光エネルギーを使って身近にある環境に悪い影響を与える物質を無害な物質に分解・除去できる有用な機能を持っています。今回は,実際に光触媒を作り,それを使って青色の色素が分解される様子を観察する実験をします。

D. 植物の葉からの色素分子の抽出と薄層クロマトグラフィーによる成分分離
大学周辺で葉を採取し,簡易な器具により葉から光合成を担う色素分子を抽出します。続いて,この抽出液に含まれる様々な種類の色素分子を薄層クロマトグラフィーを使って分離します。

E. 分子のカプセル:シクロデキストリン
ブドウ糖が環状に繋がったシクロデキストリンは,その環の中に食品や化粧品の有効成分を閉じ込めて味や香りを長期間保ったり,取り込んだ薬を少しずつ放出したりする「分子カプセル」として利用されています。シクロデキストリンが他の分子を取り込む様子を肉眼で観測することは通常困難ですが,この実験では,pH指示薬として有名なフェノールフタレインを使って,その様子を色の変化で確認します。

F. 光る化学反応「ルミノール反応」
化学発光は,化学反応によって発光種を励起することで得られる発光現象です。この現象の実用例として,血痕の鑑定の際に利用されるルミノール反応が挙げられます。今回の実験では,このルミノールを実際に合成し,化学特有の不思議な現象に触れてみましょう。

対象:高校生

定員:50名(応募者多数の場合,抽選とさせていただきます。)

参加費:無料

参加申込方法:下記の情報をご記入の上,E-mailでお申し込みください。その際,メールの件名は「1日体験化学教室参加申込(氏名)」としてください。
(1) 氏名(ふりがな)
(2) 生年月日
(3) 学校名
(4) 学年
(5) 郵便番号
(6) 自宅住所
(7) 電話番号
(8) E-mailアドレス
(9) 希望する実験テーマの番号(A〜F)を希望順に記入(必ず第6希望まで記入してください)

申込先/問合先:東京都立大学都市環境学部環境応用化学科 棟方裕一,E-mail: chemistry2023tmu[at]gmail.com([at]を@に変更して送信してください)