卒業後の進路について

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進路・卒業生の声

環境応用化学科の卒業生進路(2014年度から2018年度)

 環境応用化学科では、応用化学の研究に魅力を感じ、卒業生の約80%が大学院修士課程に進学しています。
 将来、企業や官公庁の研究職レベルに対応するためには,修士課程への進学は必要です。

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卒業生の声

江口 美陽
(国立研究開発法人物質・材料研究機構 主任研究員
平成17年度 東京都立大学大学院工学研究科応用化学専攻博士後期課程修了)

 現在、自らの専攻として応用化学を選択した皆さんには物事の本質を見極める力があると言わざるを得ません。言うまでもなく化学はこの世の全てのものの成り立ちを知るための学問ですから、これをしっかり身につけることで、世界でも活躍できる、AIにも負けない、「潰しの効く」人材になれることは間違いないからです。未来を思い描くことが難しい今こそ、化学を学ぶことを通じて地に足のついた思考力を身につけ、逞しく生きていく必要があります。
 大学では一心不乱になって勉学に取り組み、学ぶことを楽しみましょう。若いうちに勉強に夢中になれなかったとしたら、もう「その時」は一生来ないのかもしれません。また、先生方の熱意を強く引き出すのは他でもない、あなたたちの「学びたいという強い気持ち」でもあるということも忘れないで下さい。受け身でいて得られるものは少ないでしょう。
 大学は、試験の点数で評価されるいわゆる「学生時代」からの転換期です。生きるために何を学ぶのか、どの先生から指導を受けるのか。自ら下すこういった判断がその後の人生を大きく左右します。勘を研ぎ澄まし、求めるものがあればいつでもそれを掴み取れるように、日頃から頭と心身を鍛えておきましょう。化学を選択した「勘」を持つ皆さんならきっとそれができると思います。